私は普段 映画館へ行きません。
そんな私でも、これは映画館で観たいと思った「国宝」
一人で観に行ってきました。
観終わって退出する時、前を歩く若者達が
「ヤバい」「ヤバい」と 繰り返してて
「おい、おい、他に言葉はないんかい」と ツッコミたかったけど
私も言葉が見つかりません🤣
歌舞伎の場面が それはそれは美しくて😍
でも 心は痛くて痛くて💦
役者さん達の本気度が凄まじかった。
歌舞伎界、あるあるなんやろうなぁと 思いながら
こちらまで辛い気持ちになって
救いは 大画面ならではの圧倒的な臨場感
普段の観劇では観ることのできない 多方面からのカメラワークに
「ほぅ 裏ではこんなこと なってんねんなぁ」と
役者さんと黒衣さんの動きが見れて嬉しかったです。
私の歌舞伎初観劇は40年前。
中村鴈治郎さん。
まだ智太郎さんの頃でした。
当時働いていた会社が、近松座の公演スポンサーだったので
パーティでお父様の扇雀さんに花束を渡す係になりました。
その時の智太郎さんや弟浩太郎（現・扇雀）さんは
同世代ながらオーラがあって、
「御曹司やぁ」と 眩しかったのを覚えています。
あれから 40年
鴈治郎さんがこの映画の演技指導をされていることに胸が熱くなりました。
これまでが決して楽ではなかったことは
吉沢亮さんとの NHK「スイッチ インタビュー」で語られていました。
この映画はフィクションとはいえ、生涯を芸道に捧げる生き様が
役者さんとオーバーラップして、胸を打つのだと思います。
映画では展開が早くて、時々？と思う点もあったけれど、
それは小説を読むと書いてあるのでしょうね。
吉田修一さんの原作も ぜひ読んでみたいです。
上映時間は３時間。休憩なし。
これは辛かった😫
私はトイレが近いので、観に行くかどうか迷ったのはこの点です。
でも 結論から言うと
途中５分、10分、中座しても
映画館で観た方がいい！
そのくらい おすすめです
現に シニアのお客さん 7、8人ほど中座していました。
大丈夫。みんなわかってくれますさ。
そして できれば リクライニングシートがおすすめ。
私が行った映画館は有料席がなくて
固ったーいイスで３時間
翌日まで 体が痛かったです💦
同じ日の夜、TVで「侍タイムスリッパー」を観ました。
これは「国宝」とは対照的にインディーズ。
１館からの封切りが、口コミで広がって
とうとう2024年日本アカデミー賞までとっちゃった作品です。
評判通りに、笑って ほっこりして
胸が熱くなって
「国宝」と違って
いい人しか出てこない 🥰
あぁ ありがたい。
胸がホカホカする。
同じ日に観れてよかった
どちらも すごい作品でした。
評判になってからしか 映画を観ない私は
ちょっと人生損してるのかも
